ママになった山本(旧大友)愛が全日本に復帰

 今秋日本で開催される世界選手権などに臨むバレーボールの日本女子代表が13日、都内で強化合宿を公開。結婚、出産を経て5年ぶりに代表入りした山本(旧姓大友)愛(28)=JT=も元気な姿をみせた。




 アテネ五輪代表で結婚、出産を経験した山本が5年ぶりに代表復帰し、2012年ロンドン五輪出場を目指す意向を示した。



 08年4月に現役復帰した当初は、育児との両立から代表活動に消極的だったが、JTの同僚竹下佳江から刺激を受け、心を決めた。5、6月の欧州・ブラジル遠征に参加するため4歳のまな娘とは1カ月以上も離ればなれになるが、「子どもにさみしい思いをさせているぶん、無駄な挑戦にはしたくない」と気合十分。


★山本 愛(やまもと あい、旧姓:大友、1982年3月24日 - )は、日本の女子バレーボール選手宮城県仙台市出身。ニックネームユウ。現在プレミアリーグJTマーヴェラスに所属している。

身長 184cm

体重 71kg

血液型 O型

選手情報

所属 JTマーヴェラス

愛称 ユウ

ポジション MB

指高 243cm

利き手

最高

到達点 スパイク 310cm

ブロック 305cm 





来歴

中学校1年生からバレーボールを始め、当時のバレーボール部監督にその素質を見出される。中学、高校時チームとしての全国大会出場は無かったが、中学時代全国都道府県対抗中学バレーボール大会に、宮城県代表として出場しオリンピック有望選手に選出。高校3年生時には世界ユース選手権優勝、アジアユース選手権準優勝を経験した。



2001年、NECレッドロケッツに入団。同年全日本代表に初選出され、ワールドグランプリで代表デビューを果たす。



2003年、柳本晶一が監督に就任し全日本代表候補に選ばれたが、大山加奈栗原恵の次世代エースの台頭もありチームに馴染めず、モチベーションを上げられないまま、初めて全日本で控えに回った。ワールドグランプリ終了後、“レギュラーじゃないなら全日本に居たくない”と思う気持ちから自ら代表入りを辞退した。 しかし、母と祖父の相次ぐ他界を機に、再挑戦を決意。2004年、アテネオリンピック世界最終予選前に全日本へ復帰、日本の2大会ぶりのオリンピック出場に貢献し、アテネオリンピック出場を果たした。そのアテネでは、世界初のバックブロード(後衛の移動攻撃)を決めた。



2006年1月13日、ビーチバレーボール選手山本辰生と結婚、妊娠2か月であることを発表。同年3月31日にNEC退職。同年8月、3296グラム長女を出産した。その時点では本人は育児休業中であるので、現役復帰しないと語っていた。



その後「山本愛」名義で、ジャンクSPORTSなどのTV番組ゲスト出演していた。



2008年4月14日、久光製薬スプリングスに入団し、2年ぶりに現役復帰する事が発表された。



2008-2009シーズン終了を持って久光製薬スプリングスを退団。



2009年7月1日付けJTマーヴェラスに入団した。



2010年3月23日に、日本バレーボール協会から2010年度バレーボール日本女子代表チーム召集登録選手が発表され、山本は2005年以来の日本代表チームに召集された。



プレースタイル

本来のセンターのポジションに加えて、ライトとして試合に出場する機会が増え、前衛・後衛のどちらからも攻撃に参加した。全日本女子では唯一のバックブロードを打てる選手として柳本監督の信頼も厚かった。



過去に所属したチーム(日本代表除く)では、参加した全ての大会でレギュラーメンバーとしてスタメン出場している。 全日本でも、辞退した2003年以外はレギュラーメンバーに定着。



もともとサーブには定評のある選手だが、攻める気持ちからか大事な場面でのサーブミスも非常に多い。



人物・エピソード

2005年ワールドグランプリでエース・アタッカーとして活躍し、全国的人気を博した。同大会でのキャッチコピーは「勝利を呼ぶワンダーガール」。決勝ラウンドが出身地の仙台市で開催されたこともあり、地元仙台では、福原愛宮里藍と共に「仙台の3大 "あいチャン"」と呼ばれていた。しかし強豪ブラジルを相手に勝利を決める場面でサーブミスを起こし、結果大金星を逃す遠因を作った。その後も度々重要な場面でのサーブミスに苦しんでいた。

2005年秋には現役全日本女子バレーボール選手として初めて写真集、DVDを出版した。同時期、写真週刊誌プライベートの写真が掲載されるなどして世間の関心を集めた。

雑誌に「全日本に選ばれながら武器が無い」と書かれたことに奮起し、高いトスを打てるようにして自分の「武器」にした。

自ら仲がいいと語る高橋みゆき選手に「自由人」「自分が思うがままに生きてる感じ」と言われるように、極めて天真爛漫な性格である。

球歴・受賞歴

所属チーム履歴

将監中→仙台育英学園高等学校NECレッドロケッツ(2001-2006年)→久光製薬スプリングス(2008-2009年)→ JTマーヴェラス(2009-)

全日本代表 - 2001-2002年、2004-2005年、2010年

全日本代表としての主な国際大会出場歴

オリンピック - 2004年

世界選手権 - 2002年

受賞歴

1997年 - 全国都道府県対抗中学バレーボール大会(さわやか杯) オリンピック有望選手

1999年 - アジアユース選手権大会 ベストサーブ賞

2000年 - アジアジュニア選手権大会 サーブ賞

2000年 - 第7回Vリーグ 新人賞(NEC)

2002年 - 第51回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会 ベスト6 (NEC)

2005年 - 第54回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会 ベスト6 (NEC)

2009年 - 第58回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会 ベスト6 (久光製薬)

2010年 - 2009-2010 V・プレミアリーグ ベスト6 (JT)

2010年 - 第59回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会 ベスト6 (JT)

写真集・DVD

写真集

大友愛「I Love …」(扶桑社ISBN 4594049877

DVD

大友愛「You Are My …」(ポニーキャニオン
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