押切もえ(30)が2冊の本を同時発売。「reborn〜『30歳』で生まれ変わる」は、同い年の著名人との対談集。「心の言葉」

モデル押切もえ(30)が2冊の本を同時発売した。ムック本「reborn〜『30歳』で生まれ変わる」は、同い年の著名人との対談集。「心の言葉」は、いまの気持ちを込めたフォトブック。ともにキーワードは“30歳”だ。「29歳の終わり、私は仕事、恋愛、自分自身に焦っていた」。深く悩み、この数カ月で大きく成長した押切の30代は「明・優・楽・美」をモットーに、いっぱい笑います

ほんわかした雰囲気。周囲を気遣える性格は癒し系。だが、その内面に、等身大の女性の悩みを抱えていた。




 −−「reborn」では、W杯終了直後のサッカー日本代表MF遠藤保仁選手、俳優の玉木宏書道家の中塚翠涛(すいとう)さんをはじめさまざまな分野の同世代と対談しています



 「どんな転機を何歳で迎え、どんな気持ちで30歳を迎えたのか聞きたかったんです。私は30歳になることが、すごく不安だったので」



 −−なぜ?



 「何か焦りがあり、ゴールはどこ?と考えてしまって。年齢とシビアに向き合う仕事ですし、30歳までの目標はどれも実現しなかった。料理は何でもできるようにとか、英語はペラペラにとか。その上、(巨人・野間口貴彦投手=27、との)失恋も重なって」



 −−対談して励みに?



 「元気をもらいました。料理も英語も恋愛も、今うまくいっていないなら頑張ればいい。仕事の失敗も取り返せる。人生、30歳からがスタートって。失敗して貯まった『悔しさ貯金』は頑張ることで返したい」



 −−恋愛といえば、片思い中だそうで



 「年上の一般の方。いつも、これが最後の恋と思って頑張るんですけど、なかなかうまくいかなくて。でも、32歳までに結婚して、35歳までに子供を産みたい。麗ちゃん(モデルの高垣麗子)、友里ちゃん(同、蛯原友里)の結婚は、すごく刺激になりました」



 −−著書「心の言葉」では、そんな今の思いを綴っています。10代のころはガングロ茶髪のコギャル。20歳のとき彼氏を交通事故で亡くし、05年にハワイの海で波にのまれて頸椎骨折…。紆余曲折の人生を告白していますが、改めて10代、20代を振り返って?



 「10代は…何も見えていなかった気がする。卵の中にいたみたい。どこかで守られている気持ちが強くて、外の世界に出るのも怖かった。20代はその遠回りのツケが回ってきて。遅れを取り戻そうと頑張ったけど、まだカラが取りきれなく、半分格好つけてた部分もあったかな。30代は、もっと楽しく幸せに生きたいですね」



 そんな押切の座右の銘は『明・優・楽・美』。



 「自分で考えた言葉なんですけど、明るい、優しい、楽しい、美しい、それだけでいいじゃんって思います。あとは、『一日千笑』。でも千回はキツイかな(笑)」



 笑う門には福来たる。30代は、たくさんの福を呼び込むに違いない。



押切もえ(おしきり・もえ)

 1979年12月29日、千葉県生まれの30歳。高校時代にティーン誌の読者モデルで芸能界デビュー。2001年から「CanCam」の専属モデルとなり、蛯原友里(30)、山田優(26)とともに3枚看板として活躍。“もえちゃん”の愛称で、若い女性のカリスマ的存在に。07年から姉妹誌「AneCan」の専属モデル。ドラマバラエティーラジオパーソナリティー、雑誌「AERA」の連載、ウエディングドレスプロデュースなど幅広く活躍。1メートル69、B82W56H84。血液型A。

reborn 30歳で生まれ変わる。 (AERAムック)

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