デフレ経済どこ吹く風か?マック戦略当り、独り勝ち1〜6月業績を上方修正「売り上げ落ちても最高益の見通し」

マック独り勝ち 1〜6月業績を上方修正、営業最高益の見通し



 日本マクドナルドホールディングス(HD)は22日、2010年1〜6月連結決算の業績予想を上方修正すると発表した。営業利益は、前回予想(今年2月時点)の128億円から146億円に引き上げ、過去最高益を更新する見通しだ。



 最終利益も10億円から20億円に上方修正した。ただ、売上高は1640億円から1636億円に、若干引き下げた。



 上方修正の要因は、既存店ベースで1〜6月の売り上げが前年同期比2・8%増、客数も同3・1%増と「好調が続いたため」(同社)としている。1月に投入した「ビッグアメリカ」シリーズなど戦略的商品を相次ぎ投入した結果が出たという。


日本マクドナルドは20日、秋の期間限定商品「月見バーガー」3商品を、27日から発売すると発表した。今年は発売20年目を記念し、新商品として通常月見バーガーに比べて約2・5倍のビーフパティを使い、ベーコンやチーズを増量した「大月見(だいつきみ)バーガー」を売り出す。



 発売は9月中旬ごろまで。大月見バーガーは単品で380〜390円、ポテトドリンク各Mサイズ付きバリューセットで680〜710円。定番の「月見バーガー」は単品270〜290円、チーズをのせた「チーズ月見」は290〜310円。人気の季節商品で集客アップを狙う。



 日本マクドナルドは31日、朝マックで人気の4商品とドリンクのSサイズを組み合わせた「コンビ」セットを特別価格200円(税込)で販売するキャンペーンを9月3日から実施すると発表した。通常価格(290〜390円)に比べ、最大で半額に近い料金で提供する。



 同社では「朝食メニューを試すきっかけにしてほしい」としている。今年6月以降、一部メニューで「コンビ」セットの販売を始めており、朝の時間帯(各日5時〜10時半)でさらに集客を増やし、収益アップにつなげたい考えだ。



 キャンペーンは10月28日まで。9月3日から2週間ごとに「フィレオフィッシュ」「エッグマックマフィン」「マックホットドッグクラシック」「サラダマリネマフィン」の順で「コンビ」セットを販売。全国の朝マック販売店約2200店で展開する予定だ。


 日本マクドナルドは30日からタカラトミーの人気鉄道玩具「プラレール」を子ども向けメニュー「ハッピーセット」のおまけにつけて、販売を始める。8月中旬までの数量限定で、新幹線「N700系」や蒸気機関車「D51」など計8種類。



 東京都港区のマクドナルド新橋日比谷口店では28日、来店客が食事と一緒にプラレールの世界を楽しめる「ハッピープラレール展」が始まった。店内にはプラレールの走るジオラマが設けられ、第2子を妊娠中というタレント辻希美さんが「出発進行!」のかけ声でプラレールを走らせた。



 マクドナルドによると、ハッピーセットは年間1億個を販売する人気メニュー。担当者の臼井献キッズ&ファミリーマーケティングマネージャーは「夏休みの楽しい思い出づくりを、という形で企画した。好評ならば第2弾以降も考えたい」としている。


 日本マクドナルドは20日、ビッグマックなど人気メニュー6種類をリアルにかわいく再現した限定「フードストラップ」のプレゼントキャンペーンを26日から始める、と発表した。Lサイズのバリューセットの購入者に、ストラップ1個をプレゼントする。



 ストラップは(1)ビッグマック(2)ダブルクォーターパウンダー・チーズ(3)フィレオフィッシュ(4)マックフライポテト(5)ホットアップルパイ(6)マックカフェカップ(ホット)−の計6種類。無くなり次第、終了する。
過去最高益の会社 日本マクドナルド  Youtube