福原愛、ついに後輩の石川 佳純に敗れる卓球の「第15回ジャパントップ12卓球大会」"これでふっきれた?"

卓球の「第15回ジャパントップ12卓球大会」が11日、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われ、石川佳純(16)=ミキハウスJSC=が決勝で福原愛(21)=ANA=を4−1で破り、初優勝を果たした。



 石川は4つのグループに別れて争う第1ステージで王輝(31)=日立化成=、森薗美咲(17)=青森山田高校=と同じAグループで争い、2連勝で予選通過を果たした。準決勝ではBグループ1位の藤井寛子(27)=日本生命=を4−1で破り、初の決勝に進んだ。



 決勝ではDグループ1位で予選通過し、決勝まで進出してきた福原と対戦。3ゲームを連取し優位に試合を進め、福原に1ゲームは奪われてしまったが、見事初優勝を飾った。決勝で敗れた福原は05年〜07年、09年に続き5度目の準優勝となった。



 男子は水谷隼(20)=明大=が決勝戦張一博(24)=東京アート=を4−3で破り、初優勝を飾った。



卓球の「第15回ジャパントップ12卓球大会」が11日、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われ、石川佳純(16)=ミキハウスJSC=が決勝で福原愛(21)=ANA=を4−1で破り、初優勝を果たした。



 ■福原は日本代表のダブルスでペアを組む後輩の石川に初めて敗れた。「いつかこういう日が来ると思っていた。いつも絶対に負けてはいけないと思っていたが、これで重圧がなくなった」と淡々と感想を口にした。




 相手の強烈な回転がかかったサーブに対するレシーブが乱れ、ラリーでも打ち負けた。現在の世界ランキングでは福原が21位、石川は52位とまだ差はあるが「強くなっている。実力では負けているなと思うくらいだった」と石川の成長を認めた。


石川 佳純 youtube

★石川 佳純(いしかわ かすみ、1993年2月23日 - )は、日本の女子卓球選手山口県山口市出身。ミキハウスJSC所属。左利き。大阪・四天王寺高等学校在学中。血液型はO型

最高世界ランク 52位

利き腕

リップ シェークハンド

ラケット 佳純ベーシック-ST(特注)

戦型 ドライブ攻撃型



経歴

1993年2月23日に山口県山口市に生まれる。両親は共に元卓球選手で、小学校1年の時に近所で行われていた白石卓球クラブの練習に連れて行かれたのがきっかけに遊び半分で卓球を始め、7歳の誕生日に両親からユニフォームをプレゼントされ本格的に卓球を始めた。元国体選手の母・久美の指導を受け、練習3ヶ月で全日本選手権バンビの部(小学2年以下)山口県予選を2位通過し、本選でもベスト64に入った。才能を確信した両親は、山口市の自宅に卓球場を造った。



母が指導する「山口ジュニアクラブ」で腕を磨き、土日は毎週のように各地で開かれる大会に参加し、大人相手に実戦経験を積んだ。小学校6年で出場した2005年の全日本卓球選手権・女子シングルスでは高校生と大学生を破り3回戦進出し、「愛ちゃん2世」として話題になった。



2005年4月から大阪の四天王寺羽曳丘中学校に進学、また福原愛がかつて在籍したミキハウスJSC卓球部に所属し、チームメイトと寮生活をするようになる。2006年の全日本選手権では5回戦まで進出。同年春に日本代表候補入りを果たした。



視力が0.1のためメガネを愛用してきたが、2006年からコンタクトレンズに替えた。



中学2年で出場した2007年の全日本選手権では6回戦で高校生の石垣優香を4-0で破り、福原愛以来となる中学生でのベスト8進出。13歳11ヶ月での8強入りは福原の13歳1ヶ月に次ぐ史上2位の年少記録だった。さらに準々決勝社会人樋浦令子を4-3で破り、史上最年少でのベスト4入りを果たした。



また、全日本選手権ベスト4により招待されたジャパントップ12卓球大会では予選リーグ初戦で、全日本選手権ジュニアの部決勝で勝利した四天王寺高校藤井優子に敗れたものの、2戦目で十六銀行田勢美貴江にストレート勝ちし、ゲームポイント計算で決勝トーナメントに進んだ。 準決勝の対戦相手は同門の先輩であり、2007年の全日本選手権優勝者の平野早矢香で、先に2ゲームを先取するものの、その後4ゲーム連取され逆転負けとなり、ベスト4となった。 2007年2月26日、同年5月からの世界選手権代表(クロアチア・ザグレブ)のダブルスに史上最年少で抜擢された。 2008年1月、全日本選手権シングルで2年連続ベスト4に入る快挙を成し遂げた。また2008年2月の世界選手権団体メンバー(5人)にも選ばれた。



2008年全国高校総体インターハイ)卓球シングルスで女子は石川佳純(大阪・四天王寺)が決勝で同じ高校の先輩、藤井優子を4-0で破り1年生チャンピオンとなった。なお、一年生のインターハイ優勝は女子では57年ぶりの快挙である。



2008〜09年の高校1年在籍中の1年間でインターハイ、国体、選抜、全日本ジュニアと高校生レベルの国内4大会を高校1年生にして完全制覇という大偉業を達成した。



2009年世界ランク99位で出場した世界卓球選手権(個人)横浜大会では、2回戦で世界ランキング10位の帖雅娜(香港)にゲームカウント0-3、第4ゲームも3-9と劣勢の中から大逆転勝ちした。その後も3回戦で福岡春菜、4回戦でユ・モンユ(シンガポール)にも勝ちベスト8入りした。準々決勝では世界ランク1位の張怡寧(中国)と対戦し、1-4とゲームを取る善戦をした。なお、日本人女子選手が世界選手権でベスト8入りしたのは2003年パリ大会の福原愛以来である。 同年(09年)の全国高校総体(インターハイ)では、シングルス全試合で1ゲームも落とすことなく優勝し連覇を果した。



2010年の全日本選手権では史上初のジュニア女子優勝(四連覇)を達成し、混合ダブルスでも優勝し(松平健太とのペア)2冠を達成した。