経営破綻したスペインの航空会社「エア・コメット」のスッチーがヌードカレンダーでひと肌脱いで現状を激白

黒い瞳の“スペイン娘”が、操縦席で“ヌード”になってニッコリ。はたまた、金髪娘が、空中に浮かぶジェット機タービン原動機)上で美脚もまぶしく寝そべっている。



 エイプリールフールの「なんちゃって企画」でも何でもなく、“スッチー”たちが自慢のボディーを武器に、大マジメな行動に打って出た。



 ロイター通信などによると、昨年末に経営破綻したスペインの航空会社エア・コメット」のスッチーが、給料未払いという苦境に置かれた自分たちの立場に注目を集め、未払い分の埋め合わせをするため、ヌードのドッキリカレンダーを作成。自らモデルとなって、キャビン(客室)の内外などで挑発的なポーズを披露している。リリースは3月31日(日本時間4月1日)だった。



 モデルになったスッチーの1人、アドリアナ・リカルドさんは、「わたしたちは、自分たちが受け取る権利があるものを要求しているだけ。みんな、8−9カ月間も給料をもらっていない」と訴えた。



 また、スペインの英字紙「Euro Weekly News」によると、カレンダーの1200本分が、1本15ユーロ(約1890円)でインターネットで売られているという。モデルの1人は「(カレンダーの)ページをめくって、私たちに何が起こったのかを社会に忘れて欲しくなかったので、カレンダーを作った」と話した。



 米「FOX News」(電子版)は、彼女たちはパブリシティー効果に期待し、会社側との法廷闘争で、十分に戦えるだけの資金を稼ぐことを願っていると伝えた。



 同メディアはまた、「エア・コメット」のスッチーが、政治的な影響に自分たちの“体”を使うのは初めてではないと報道。昨年2月、女性の1人が、会社の社長に対して、彼女の怒りを爆発させた“スッポンポン・インタビュー”を行ったという。



 ひと肌脱いだ、たくましい彼女たちの行動は結実するか…というよりも、破綻前に乗ってみたかった!?