宮里藍並み居る強豪を抑えて今季早くも3勝目今年の賞金女王は決まりかな?

今季絶好調の宮里藍(24)が、米女子ゴルフツアーで早くも3勝目をあげた。トレスマリアス選手権は2日、メキシコ南部モレリアのトレスマリアスGC(パー73)で最終日のラウンドを行い、通算13アンダーの首位でスタートした宮里は、この日も6アンダーとスコアを伸ばし、通算19アンダー273で追いすがる強豪選手を振り切った。通算4勝目。



 宮里は最終日、最終組のラウンドで、1番をバーディースタート。8番から圧巻の4連続バーディーで首位を固め、13、14番の連続ショートホールもいずれもバーディー。15番のミドルボギーをたたいたが、そのまま逃げ切った。



 宮里を激しく追い上げたのは、最終日7アンダーをマークしたステーシールイス(米国)。最終18番でバーディーを奪い、宮里と1打差としてホールアウトしたが、最終組の宮里が18番をパーで切り抜け、わずかに届かなかった。3位は17アンダーのミシェル・ウィー(米国)。この試合で引退する「女王」ロレーナ・オチョア(メキシコ)は12アンダーで6位に入った。予選ラウンドでは同組のプレーヤーに宮里を指名し、後継を託したオチョアの思いに、宮里が見事に応えた今季3勝目だった。



 宮里美香は通算11オーバーで69位だった。


米女子ゴルフツアーの今季第6戦トレスマリアス選手権は2日、メキシコ南部モレリアのトレスマリアスGC(パー73)で最終ラウンドを行い、単独首位で出た宮里藍(24)が通算19アンダーの273で、2月の開幕シリーズで2連勝して以来となる今季3勝目、通算4勝目を挙げた。





 米女子ツアーでの日本人選手のシーズン3勝は、通算17勝を挙げた岡本綾子の1988年以来で2人目。岡本は87年には4勝をマークしている。宮里藍は優勝賞金19万5千ドル(約1830万円)を獲得し、今季の賞金ランキングでも曽雅?(台湾)を抜いて再びトップに浮上した。



 宮里藍は4日に帰国し、6日から茨城県茨城GCで行われる国内四大大会第1戦、ワールドサロンパスカップ出場する。


宮里藍が今季5戦目で早くも3勝目を挙げた。米国女子ツアー「トレス・マリアス選手権」の最終日。単独首位でスタートした宮里は、7バーディ・1ボギーとスコアを6つ伸ばす快進撃を見せる。2位に終わったステイシー・ルイス(米国)、3位に終わったミシェル・ウィー(米国)が猛烈に追い上げてくるが、1打差で振り切り優勝した。



 1番でバーディを奪った宮里は、その後しばらくパーが続くが8番、9番で連続バーディ。前半で3つスコアを伸ばし、1つ前の組を行くルイス、同組のウィー(米国)と熾烈な首位争いを繰り広げる。



 後半はウィーが13番でダブルボギーを叩いて一歩後退。宮里は10番、11番さらには13番、14番で連続バーディを奪い、大台の20アンダーに乗せるが勝負は終盤までもつれる。15番でボギーを叩いた宮里は、最終ホールでバーディを奪ったルイスとは1打差、ウィーも巻き返しを見せる。しかし宮里は、上がり3ホールをパーで切り抜けてホールアウト。敬愛するロレーナ・オチョア(メキシコ)の前で優勝を決めた。



 今季限りで引退するオチョアは前半2つのボギーが先行したが、9番から4連続バーディを奪う貫禄を見せて5バーディ・3ボギーでホールアウト。トータル12アンダー6位で4日間を終えた。



【最終順位】

優勝:宮里藍(-19)

2位:ステイシー・ルイス(-18)

3位:ミシェル・ウィー(-17)

4位:キム・インキョン(-14)

5位:ナ・イェン・チョイ(-13)

6位:ロレーナ・オチョア(-12)

7位T:マリア・ヨース(-11)

7位T:アマンダ・ブルーメンハースト(-11)

9位T:スーザン・ペターセン(-10)他4名



69位:宮里美香(+11)