日本女子バレー32年ぶり銅メダルを獲得「東洋の魔女」が戻ってきた。

日本が32年ぶりメダル獲得 バレー女子世界選手権





 バレーボールの女子世界選手権3位決定戦で米国を破って32年ぶりのメダルを決め、抱き合って喜ぶ日本チーム=14日、東京・国立代々木競技場

 バレーボールの女子世界選手権最終日は14日、東京・国立代々木競技場などで行われ、前日の準決勝世界ランキング1位のブラジルに敗れた日本は、3位決定戦で米国に3―2で逆転勝ちして銅メダルを獲得した。日本が世界選手権でメダルを手にするのは1978年の銀メダル以来32年ぶり。



 日本は第1セットを失ったが、第2セット途中から石田(久光製薬)を投入して流れを呼び込み、25―23で取り返した。第3セットは21―25で落としたものの、第4セットを木村や荒木(ともに東レ)の活躍で奪い、最終セットも15―8で連取した。



 決勝は前回大会と同じ顔合わせで、2連覇を狙うロシアと初優勝を期すブラジルが対戦

日本やった!米国破り銅メダル/バレー

 バレーボールの女子世界選手権は14日、東京で決勝と3位決定戦が行われ、3位決定戦で日本は世界ランク2位のアメリカと対戦。セットカウント3−2で勝利し、1978年の銀メダル以来8大会ぶりのメダル獲得となった。



 日本は第1セット、序盤は一進一退の攻防を繰り広げたが、後半にミスミスが重なり、流れに乗れず18−25で落とした。しかし、第2セットは持ち前のコンビバレー、粘るバレーを展開。序盤はリードを許したが、途中出場石田瑞穂(22)が流れを変え、エース木村沙織(24)のスパイク、井上香織(28)の移動攻撃など多彩なバレーで25−23で競り勝ち、セットカウントを1−1の振り出しに戻した。



 第3セットを21−25で落とし、後がなくなった日本は、続く第4セットから荒木絵里香(26)を投入。序盤からリードを保ち、中盤では荒木、木村のスパイク、山口舞(27)のブロックなどが綺麗に決まり、アメリカを圧倒。25−19で取り、セットカウントを2−2とし、ファイナルセットへ持ち込んだ。



 最終セット、アメリカのミスにも助けられ、15−8。セットカウント3−2でアメリカを破り、日本は3位で銅メダルとなり、78年の銀メダル以来、32年ぶりのメダル獲得となった。





真鍋政義日本代表監督



最高ですね。目標が3位以内だったので、本当に選手がよく頑張ってくれて感謝している。選手を信用していました」







荒木田裕子日本バレーボール協会女子強化委員



「よくやったと思います。来年、五輪に向けてもっとやらないといけないけれど、今はみんなと一緒にこのうれしさをかみしめたい」



日本、米国に競り勝ち32年ぶりメダル獲得



バレーボールの女子世界選手権最終日は14日、東京・国立代々木競技場などで行われ、前日の準決勝で世界ランキング1位のブラジルに逆転負けして3位決定戦に回った日本はフルセットの末、世界2位の米国に3−2(18−25、25−23、21−25、25−19、15−8)で競り勝ち、1978年の銀メダル以来8大会ぶりのメダル獲得した。