ソフトバンクアiPad(アイパッド)クセスが集中しシステムダウンしたため、サービスを停止{うれしい悲鳴?}

ソフトバンクは1日午後、子会社のビューン(東京都港区)が1日に始めた米アップルの多機能情報端末「iPad(アイパッド)」向けの配信サービスへのアクセスが集中しシステムダウンしたため、サービスを停止したと発表した。



 同社によると、新聞や雑誌の記事、テレビニュースなどコンテンツ情報量が膨大でサービス開始直後から使いにくいとの苦情が殺到し、想定したシステム処理能力を大幅に超えたという。1日午後6時現在、サービス再開のめどはたっていない。申込数やアクセス数がどれだけあったかは公表していない。



 ビューンの配信サービスは、月額350〜450円で新聞や雑誌、ガイドブックなど31紙誌を自由に読むことができる。アイパッドのほか、アップルのアイフォーンのほか、ソフトバンク携帯電話でも利用できる。



 ソフトバンクは「システムを増強中だが、いつから再開できるかはまったく分からない状況」(広報室)としている。


米アップルは31日、電子書籍などに対応した新型の多機能情報端末「iPad(アイパッド)」の販売台数が2百万台を突破したと発表した。4月3日の米国での発売から2カ月弱での大台突破となった。



 アイパッドは、5月28日に日本を含む英国など日欧などの9カ国で新たに販売を開始しており、これらの国での好調が台数を押し上げたとみられる。日本に限定した販売台数は公表していない。7月には9カ国で新たに発売する計画で、今後も販売台数を伸ばしていくとみられる。



 アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は「今後、すべての顧客にアイパッドが行き渡るように努力していく」との声明を同日発表し、世界的な品薄状態を解消していく考えを示した。



 アイパッドは、画面に触れて操作するタッチパネルを搭載し、電子書籍やネットの閲覧、動画視聴などを手軽に楽しめる。