クルム伊達公子40歳が第1シード世界ランク8位のサマンサ・ストーサー(26)を逆転で撃破4強入り
◆女子テニスツアー HPジャパン女子オープン第5日 ▽シングルス準々決勝 クルム伊達(5―7、6―3、7―6)ストーサー(15日・大阪市靱テニスセンター)シングルス準々決勝で、世界ランク56位のクルム伊達公子(40)=エステティックTBC=が第1シードで同8位のサマンサ・ストーサー(26)=オーストラリア=を5―7、6―3、7―6のフルセットで撃破し、4強入りを決めた。第1セットは落としたが、その後は鋭い洞察力で相手のサーブ時に「トスの位置でコースとかを読めるようになった」と、相手にペースをつかませず、フルセットに持ち込んだ。
40歳でのツアー最年長優勝を目指し、16日の準決勝で世界ランク13位のシャハー・ピアー(23)=イスラエル=と対戦する。
驚異の40歳が大金星をつかんだ。最後に相手の球がアウトすると、伊達は叫んで拳を握り締めた。“世界8位切り”は08年春の復帰後に倒した相手では最上位。伊達は「トップに勝ち切れたことは大きなステップになる」と胸を張った。
今季全仏オープン準優勝のストーサーは強烈なスピンサーブと男子並みの強打が武器。ラリーで左右に振られても、伊達は懸命に追いついて打ち合った。得意のライジングショットも切れを増し、フルセットのタイブレークまでもつれた2時間34分の激闘を制した。
40代でのツアー1大会3勝は史上初。40歳で優勝すれば、39歳7か月で優勝したビリー・ジーン・キング(米国)のツアー最年長V記録を超える。「気を引き締めて次の試合に備えたい」。伊達の目には頂点しか見えない。
伊達公子
基本情報
ラテン文字名 Kimiko Date
フルネーム Kimiko Date Krumm
国籍 日本
出身地 同・京都府京都市
生年月日 1970年9月28日(40歳)
身長 163cm
体重 53kg
利き手 右(本来は左)
バックハンド 両手打ち
伊達 公子(だて きみこ、本名:クルム 伊達 公子(クルム・だて・きみこ)、1970年9月28日 - )は、日本の女子プロテニス選手。京都府京都市上京区出身。日本人の女子テニス選手として、史上初の世界ランキングトップ10入りを果たした選手である。現役復帰後の所属はエステティックTBC。
人物
「ライジング・ショット」の名手として、世界的にも有名な選手であった。これは、相手の打ったボールが自分のコートでバウンドした直後の上がり端を打ち返す、非常に高度な技術である。世界トップ選手へと躍進し始めた頃の伊達は、“ライジング・サン”(日の出)と呼ばれた。
4大大会で女子シングルス準決勝に3度進出し、これを含めて4大大会でのシングルスベスト8入りは6回にのぼり、準決勝進出・ベスト8入りとも日本女子選手歴代最多記録である。彼女はすべての4大大会でベスト8入りした最初の日本人女性でもある。自己最高ランキングはシングルス4位、ダブルス33位。これまでにWTAツアーでシングルス8勝、ダブルス1勝を挙げる。
本来は左利きであるが、子供の頃に日本の習慣に従って右利きに直された。そのため、テニスの試合でも相手選手がバックサイド(左側)に打ってきたボールを左打ちする場面がしばしば見られた。日常生活でも、サインの時などに左手を用いることがある。
大津市立瀬田南小学校-大津市立瀬田中学校(在校時バレーボール部)-園田学園高等学校卒業。
2001年にドイツ人レーシングドライバーのミハエル・クルムと結婚し、名前が「クルム伊達公子」となった。略称は「クルム伊達」。
●伊達公子公式ブログ
http://ameblo.jp/kimiko-date/
Stosurとの初めての対戦は勝ちました。
今はさすがに当然ですが疲れました。
やはりStosurのキックサーブ、
フォアーのスピンボールに苦しめられました。
でも跳ねる前になんとしてでもボールを処理することを
終始心掛けました。
コートの外へ走らされることも多々ありました。
何度もサイドのスペースが足りなくボードにぶつかってしまうことも。
サービスはバックへのキックだけでなく
ワイドもありどこにでも打ち込んできます。
ネットプレーに持ち込んでも
巧く足下に沈められたり、思い切りダウンザラインに
エースを取られたり.....
それでもプレッシャーはかけ続けました。
今日は体調も良くなったし
とにかく走り回りました。
ファイナルセットはキープキープが続きました。
何度もブレイクできそうで出来ない。
自分のサーボスゲームは苦しみながらキープすることが
多い私には苦しい状況。
それでも今日はとにかくやれることはすべてやる気持ちで
積極的に攻め続ける気持ちをボールにぶつけました。
5−4で1度マッチポイントを掴みますが
Stosurのファーストサーブがよくて取れない。
6−5で15−15で主審から最も近い場所だったにも関わらず
どうみてもサイドアウトだったボールを主審がオーバーコール。
アウトでしょ!!!と思う気持ちと同時に
こんな場面で!!!
と思う気持ちが重なりました。
嫌な流れで6−6。
タイブレイクでも1ポイント目の自分のサービスを落としてしまう。
なんとか気持ちを切り換えなければ.....
最後の最後まで攻める気持ちを崩さず
徹することができたのが大きな勝因かな。
大きな大きな勝利です。
明日はSF。
Peerとの対戦です。
彼女はメンタルが非常に強いし
プレーも穴のないプレイヤー。
フィジカルもタフです。
今日の疲れがどこまで回復するかわかりませんが、
また明日にできるベストを尽くすのみ。