クルム伊達 決勝で競り負けHPジャパン世界ランク94位でノーシードのタマリネ・タナスガーン(タイ)に敗れる
テニスのHPジャパン女子オープンは最終日の17日、大阪市の靱テニスセンターでシングルス決勝があり、世界ランク56位で第6シード、クルム伊達公子(エステティックTBC)は世界ランク94位でノーシードのタマリネ・タナスガーン(タイ)に5−7、7−6、1−6で競り負けた。
40歳19日のクルム伊達は昨年9月の韓国オープン以来となる通算9度目の女子テニス協会(WTA)ツアー優勝を逃し、ビリー・ジーン・キング(米国)が83年に達成した女子ツアー最年長優勝記録(39歳7カ月)の更新はならなかった。タマリネはツアー4勝目。
ダブルス決勝はノーシードの青山修子(近藤乳業)藤原里華(北日本物産)組が第3シードの張凱貞(台湾)リリア・オスターロー(米国)組に0−6、3−6で敗れた。
◇年齢の壁を突き崩す難しさ
クルム伊達は疲れ切っていた。第3セットはサーブが不安定になり、第1ゲームから4ゲームを連取され、万事休した。「スタミナはあっても、パワーがない。ロングラリーの中で少しずつパワーが奪われた」とクルム伊達。力強く打ち返す33歳・タマリネに対し、クルム伊達は球の弾み際をたたくライジングショットや積極的なネットプレーなどで対抗し、第2セットまで互角の展開だった。
だが、4週連続出場のうえに3日連続でフルセットを戦う40歳に、踏ん張る力は残っていなかった。左足親指ツメの血マメは「最初から違和感があったが、第3セット序盤につぶれた」。相手を左右に走らせてチャンスボールをうかがい、積極的に前に出る持ち味を、打ち返す威力が弱まったことで逆に相手にやられてしまった。
今大会は世界ランク8位のストーサー、同13位のピアーを撃破。タマリネは同94位だけに、女子ツアー最年長優勝記録更新の期待が高まったが、「1週間戦い抜く体力は難しい」。高い技術と勝負強さで偉業にあと一歩と迫ったものの、年齢の壁を突き崩すのは難しかった
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名前タマリネ・タナスガーン.英名Tamarine Tanasugarn.
生年月日1977年5月24日
出身地米・ロサンゼルス
ウィンブルドンに強く伊達とダブルスを共に組んだことがある。
身長170cm.体重56kg.
Tamarine Tanasugarn vs. Alla Kudryavtseva 1st round Pattaya PTT Open 2010 Part1 Youtube
Tamarine Tanasugarn [Ordina Open Semifinal] Youtube