「かながわ卒煙塾」塾長の俳優、舘ひろしさん(60)が禁煙に成功した人たちに卒煙証を授与
たばこをやめたい人を支援する神奈川県の「かながわ卒煙塾」の卒煙式が30日、横浜市内であり、塾長の俳優、舘ひろしさん(60)が禁煙に成功した人たちに卒煙証を授与した。塾は県などが企画して5月に開講し、7月までに159人が卒煙宣言。このうち、禁煙をやり通した72人が卒煙を認められた。
式には卒煙の42人が出席。“たばこの似合う俳優”を卒業した舘さんはあいさつで「時代劇で立ち回りを演じても息切れしにくくなった」とにっこり。「吸いたくなったら深呼吸するといい」と禁煙のコツを披露した。
★たち ひろし舘 ひろし
本名 舘 廣
生年月日 1950年3月31日(60歳)
出生地 |C#V| 愛知県名古屋市中区
民族 日本人
血液型 A型
ジャンル 俳優・シンガーソングライター
活動期間 1975年-
主な作品
『西部警察』シリーズ
『あぶない刑事』シリーズ
備考
石原プロモーション取締役
舘 ひろし(たち ひろし、本名・舘 廣(たち ひろし)、1950年3月31日 - )は、日本の俳優、シンガーソングライター。愛知県名古屋市中区新栄(旧老松町)出身。ドラマでの役柄は、所属する石原プロモーション制作のものを中心として、刑事役が圧倒的に多い。身長181cm・体重68kg・血液型はA型。
来歴・人物
名古屋市立新栄小学校、名古屋市立白山中学校、愛知県立千種高等学校を経て千葉工業大学工学部建築学科中退。
先祖は尾張藩の武士で、旧士族の家柄。代々の住まいは徳川家から拝領した「徳川家の離れ」だった。実家は明治期に開業した医院(現在は実弟が家業の病院を引き継いでいる)で、父親は内科医。
高校時代にはラグビー部の主将を務める。医学部を目指すが挫折し、千葉工業大学に入学。同大学の千種寮に入るがその厳しさに夜逃げし、学生の間で「夜逃げの四棟」と呼ばれる伝説となっている。大学生時代のバイト先の同僚にドン小西がいた。デビュー後も同大に長らく在籍したままだったが、『西部警察 PART-II』の名古屋ロケーションの際、石原裕次郎が「もう中退でよいのでは」と、実家の両親を説得して中退させたとも言われる(彼のために、同大ではおよそ10年間、無くなるはずの授業がカリキュラムから消えなかったらしい。また、大学在学期間各学年3年まで、4学年で8年までという規制が生まれた)。
デビュー前、ケーキかシュークリームでも食べようと南青山の洋菓子舗ウエスト青山店に入ろうとしたところ停めてあったオートバイに目を奪われ、店内で持ち主らしき男を見つけると「表に停めてあるオートバイ、君のなの?」と話しかけた相手が岩城滉一だった、オートバイの話題ですっかり意気投合し、それからというもの舘の免許取得まで教習所への復路を岩城が送り迎えした(TVでの岩城滉一談)。その後は岩城とともに原宿・表参道を拠点にした硬派バイクチーム「クールス」を総括。矢沢永吉がリーダーだったロックバンド「キャロル」の親衛隊として有名となり、キャロルの解散コンサートのDVDにも登場している。
1975年、バイクチーム「クールス」からの選抜メンバーで結成されたロックバンド「クールス」のボーカルとして『紫のハイウェイ』矢沢永吉(五大洋光)作曲でデビュー。その後のソロデビュー時には"太ったブタが勝つか、しなやかな狼が勝つか"とのキャッチフレーズでプロモーションに打って出て、矢沢を挑発するものとして話題を呼んだ。
また松田優作主演の映画『暴力教室』にも出演。東映俳優センターに所属し、俳優としてのキャリアもスタートさせる。暴走族のイメージがあるクールスを引きずり、また実際に本人の趣味でもあったため、オートバイを駆使する姿がトレードマークとなった。
『西部警察』シリーズでの登場をきっかけに渡哲也と出会い、最初は、ハーレーダビッドソンを駆使する無頼漢的キャラクターの巽(タツミ)総太郎刑事(愛称「タツ」)役で登場していたが、番組初回から半年間の出演契約となっていたために半年後の第30話で西部署で最初の殉職刑事となり一旦降板している。そして、後の第109話から、先に殉職した巽刑事役とは別人のスズキGSX1100Sカタナを愛機とする特別機動車両隊(略称・「特機隊」)隊長の鳩村英次刑事(愛称「ハト」「ポッポ」)役で再登場し、後に自ら志願して石原プロへの入社を果たし『西部警察 PART-III』の最終回まで出演していた。
『西部警察』シリーズ終了後のドラマでは、バイク使いとしての積極的な登場は少なくなったものの、『あぶない刑事』シリーズでは、ハーレーなど大型バイクに乗りショットガンを構えるシーンがもはや十八番となっており、還暦になった現在でも、時折見せる得意のアクションぶりは健在である。